2023年9月4日
ビジネスというと「金儲け」とか「効率」とか少し冷たく響き、子どもには適さないと感じることが多いと思う。自分自身も十数年企業で働いたり、アメリカでMBAを取得したりとビジネスには深く関わってきたのでイメージとしてそう捉えてしまう気持ちは良く分かる。でも今、自分の子どもも含めて子どもと関わる機会が増えて、ビジネスの原理や仕組み、考え方は人生を生きていくのに役立つことも多いと感じている。
商品を広めていくのに、「差別化」ということを考えさせられたが、サッカーのポジション争いで苦しんでいた自分に教えてあげたかったなと思う。働いていた企業では「差別化」という言葉でなく、「~だからできること」「このブランドだからできること」ということを問われた。「差別化」というよりも、もっと具体的に「なぜそのブランドでなければいけないのか」ということを考えさせられたのだが、これはポジション争いでも考えなければいけないことだったなと思う。
当時の自分は、自分の強みや弱み、周りとの比較、そのチームが目指していること、そのチームの強みや弱み、そんなことを考えず、ただひたすら憧れの先輩のようになりたいと先輩を真似た練習ばかりしていた。振り返ると、自分と憧れの先輩は特徴も違ったし、自分の特徴を伸ばしていくようにしていけばもっと活躍できたかもしれないと思う。
「差別化」のように学校では教えてくれなくても、子どもたちがどんなフィールドを選んでも、生きていく上で役に立つ考え方を伝えていけるクラスを提供していきたい。