動画の情報量

fulfilでは、動画を活用している。映像に音が加わると文字で伝えられる情報量より格段に多く、理解しやすくなるからだ。スポーツでも動画は欠かせないものになってきて、良いプレーを観ることは、やみくもに練習することよりも効果的だったりもする。

今年の夏に始めたスキムボードでも、息子の方が上手くなってしまいそうなので負けない様にこっそりと動画を見てイメージをふくらませた。全日本のチャンピオンに教えてもらう機会があり、実際に上手い人のやっているのを観ると、動画よりもっともっと情報量が多かった。

波の光り方、砂浜を走っていく音の遠ざかり方、波の大きさに合わせてどんな滑り方をするかなど、本物を間近で観た時の情報量の違いに驚いた。以前「子どものスイッチ」という投稿でも本物の力の凄さに触れたが、改めて感じることになったのも「できないこと」をなんとかやろうとしているからだろう。

高校1年生の時に初めてイギリスに行った時に、空港に降り立った時の匂いが頭の中にすごい残っていたみたいで、3年後またイギリスに行ってその空気を吸った時に、たくさんのことを思い出した。人間は動画で見れる情報量よりも、色々なところから情報を取り入れている。事前学習に動画は有効だけど、やっぱりいつかのタイミングで本物に触れて欲しいなと思っている。