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子どものスイッチ

子どもを見ていると、「もっとこうしたら良いのにな~」と思うことが良くある。子どもが変化のメリットを理解してくれさえすれば、変化してくれるだろうと感じ、「こうすればこんな良いことがあるからそうしたら?」などと言ってみるが、子どもに変化が起こることはほとんどない。
子どもだけでなく、他人に変化を起こすのはかなり難しいことなのではと思う。

ハーバード大学教授が行った「変革」についての研究によると、大半の人間は「分析し、考えて、変化する」の順序で変化が起こると考えているが、変革に成功した大半の場合は、「見て、感じて、変化する」のだそうだ。人が変化するのは、分析し、考えることによる「論理的」な部分よりも、見て、心が動かされる「感情的」な部分から起こるというのはとても興味深いし、子どもと接する人間として覚えておきたい。

この研究を知って、初めに思い浮かんだのは、長男がサッカーにはまったきっかけだ。私自身サッカーをしていたので、長男とも自然にサッカーをするようになった。サッカー自体は昔から好きなようだったが、夢中になっているという感じでは無かった。「サッカーできたら面白いよ」と言ってもあまりやる気は出ていなかった。
家族でイタリアに行った時に、せっかくなので本場のサッカーを見せてみようと、クリスティアーノ・ロナウドがいるユベントスの試合を見に行った。

日本でもJリーグの試合を長男と見に行ったことがあるが、イタリアは写真の様な雰囲気で初めは怯えていた。でもいざ試合が始まりロナウドがボールを持つと、「すごい、1人だけ早回しみたいに速い!」と感動。試合が終わっても興奮していた。
日本に戻ると「サッカーチームに入りたい」と言いだし、習い事嫌いなのに、サッカーだけはいつも喜んで行くようになった。

今はYouTubeなどで沢山の動画が見れる。でも本物の力は凄いなと思う。スタジアムの歓声から生まれる振動や匂い、ボールを蹴る音や、身体がぶつかる音は動画から感じ取るのは難しい。
子ども達の感情を動かすために沢山本物にも触れらるようにしていきたい。その面で福岡市はとても良い場所だと思う。色々なプロスポーツチームもあれば、美術館、博物館も沢山ある。水族館、動物園だけでなく、自然も身近で、色々な「本物」に触れる環境があるので活かしていきたい。

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