2023年9月4日
4歳の子どもが自転車に挑戦した。1回目、「危ないかな?」と思いながらも芝生だったので転んでも良いかと、背中を押したらそのままペダルをこいで行ってしまった。自分が子どもの時は、父親に支えてもらいながら何度も練習した。9歳の長男も、7歳の長女も自転車の後ろを支えながら何度も挑戦していた。
4歳の子の運動神経が特別に優れているとは思わない。違うのは、4歳の子はもっと小さい頃からペダル無しのSTRIDERに乗ってひたすら走り回っていただけだ。STRIDERの乗り方を教えるわけでもなく「ただ遊ぶ」、それだけでいつのまにか自転車に乗れる様になっていたのは面白いなと思った。
「教えてもらう」のは親としては見ていて安心する材料だ。でもただ楽しむだけでいつのまにか「学んでいる」というのも素晴らしい。「楽しんでいるだけで勝手に学ぶ」手伝いができれば良いなと思う。
ノーベル文学賞を受賞し、「アメリカ文学の巨人」と言われた小説家は「天才」を下記の様に表現している。天才とまではいかなくとも「学ぶ」のに、楽しさや夢中が先にある方が結局早いと自転車を乗りながら笑っている姿に教わった。
天才とは、蝶を追っていつのまにか山頂に登っている少年である
ジョン・スタインベック