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なぜマーケティングを教えるのか?

なぜマーケティングを教えようと考えたかというと、マーケティングがとても面白いもので、将来どんな職業に就くとしても必ず役に立つと思ったし、生活の面でも豊かにさせる力があると感じているからだ。
マーケティングとは何かというと色々な考え方がある。
Wikipediaで調べると『企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。』とあるし、有名なピーター・ドラッカーは『マーケティングの理想は、販売を不要にするものである。』と言っている。

自分がマーケティングとはと問われたら『人を喜ばせるために行う活動のこと』かなぁと思う。
企業がとか販売がとか言うととてもビジネス的に響いてしまうけど、小学生に教えたいのはもっと自分たちの生活に根差した部分での考え方としてのマーケティングだ。
例えば小学生がいつも優しくしてくれるおじいちゃんおばあちゃんに敬老の日に何かプレゼントを贈りたいと考える。この場合、顧客はおじいちゃんおばあちゃんになるが、直接「欲しいものは何?」と聞くのはマーケティングでいうインタビューだし、おじいちゃんおばあちゃんが、肩を回したり、肩に湿布を貼ったりしているのを見て、肩たたき券を贈ろうかなと考えるのは行動観察という手法だといえる。
マーケティングの考え方を学ぶと「この人が喜ぶことは何だろう?」「なぜこの人はこんなことを言ったりやったりするのだろう?」と考えるようになって、人の喜ぶ姿や感情・行動に敏感になる。
街を歩いていても「このパン屋さんいつも混んでるけどなんでだろう?」と考えるようになったりして世界が少しだけ違って見えるようになると思う。

色々と考えたことは自分の中にどんどん積み重なっていって、考え方の引き出しをきっと増やしてくれる。何より考えることは楽しいこと、普段見ているものだって考えるきっかけをくれるのだというのをマーケティングの考え方を通じて子ども達に伝えられたらと思う。

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