世界とつながるこども秘密基地
世界とつながるこども秘密基地 fulfil
営業時間:学校終了後~19:00(月~土)

貯める、使う

子どもの頃から「使わないで貯金をしなさい」と言われ、貯金は良いものだと考える人も多いと思う。子どもにとっても、お年玉でもらえる1万円を貯金しておけば、少しは利子が付くし、買いたいものが出てきた時にその貯金は役に立つと思うだろう。

MBAで習う投資の授業でも似たような問題を問いかけられる。「今もらう100ドルと、来年まで母親が貯金しておく100ドルの価値は一緒か?」。子どもの頃から「貯金をしておけば利子が付いて良い」と聞かされていた自分は、貯金しておいた100ドルの方が少しでも利子が付くので価値があるのではと考えた。しかし結果は今もらう100ドルの方が価値があった。

これはなぜかというと貯金する金利よりも「高い価値を持つお金の使い方」があるからで、できるだけ早く、長い時間その使い方をした方が、時間の価値も合わさり、大きな価値を持つ。分かりやすいのは、国債で、国家が発行するため回収できなくなる可能性が低いし、金利も銀行より高いのが普通だ。

お年玉をもらって、その価値を高められる順でいくと、①将来価値を生むものに「すぐ」使う②国債を買っておく③銀行に貯金に行く④タンス貯金 となるだろうか。

厳密に言うと、①はどれが将来価値を生むかがわからないし、回収できないというリスクがある。でも子どもの可能性なんてどこで繋がって、どう価値を生むかはわからない。多少のリスクは負っても、できるだけ「すぐ使って」将来の価値を増やしていって欲しいなと思う。それが習い事なのか、作りたいプラモデルなのか、読んでみたいマンガなのかはわからない。でも「時間には価値がある」「お金を使うことも将来の価値につながる」ということを伝えたい。自分のように「貯金しとけば良いや」なんてもったいないことをしないようにして欲しいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です