2023年9月4日
先日子どもが友達と公園で遊ぶというので付いていった。しばらく友達とボールで楽しそうに遊んでいたが、ボールが柵で囲まれている所に入ってしまう。「どうするのかな?」と思って見ていたら、いつにない様子で真剣にどうすればボールを取れるのか考えていた。柵がかなり高く、子どもが登るわけにもいかず、ボールを枝で引き寄せる作戦を思いつき、枝を拾うが届かない。次はもっと長いのを探すが、それも届かない。次は、枝同士をツタの様なもので結んで長さを伸ばす方法を考えて、ツタで必死に枝を繋ぎ合わせていた。
「困ること」は敬遠してしまいがちだが、困ると色々なことを工夫して考える。現状の力で簡単に対処することができないから困っているので、持っている力以上のものを出そうとするのだろう。思い返せば、仕事でも、困るような案件ほど、色々な角度から考えたり、工夫したりして、上手くいった時よりも学びは大きかった気がする。
楽しむことは、間違いなく子どもの成長には必要だ。ただ必死に頭を働かせている子どもの様子を見て、困ることも時には大切だなと感じた。「子どもが困るように」というとおかしな感じがするが、子どもが「困るけど、必死になる」ような機会も意図的に作れるようにしていきたい。