fulfil (フルフィル)　について

お子さんにどんな大人になって欲しいですか？

子どもの幸せな人生を願わない親はいないと思いますが、既存の価値観がどんどんと崩れていくような現代ではどう子どもを導いていけば迷っている親御さんは多いのではないでしょうか？

少し前に考えられていたように良い大学に入り、一流企業に入れば良い人生だと分かりやすく語れる時代ではもうなくなっているのではないでしょうか。私の周りでも良い大学に行き、一流企業に入った人たちはいますが、その全ての人たちが幸せな人生を生きているとは言い切れません。反対に高校時代に大学進学することを選ばなかった友人が始めた事業が軌道に乗り、楽しそうに生きているのを見ると人生を分けるのは、しっかりと勉強をして良い大学に入れる学力をつけることよりも、子ども自身が、人生にどう向き合うかという態度の方が重要なのではと考えるようになりました。

fulfilで身に付けたい5つの力

私自身は、両親が良くしてくれたり、周りの人たちに恵まれたのもあって、これまで幸せに楽しい人生を送ってきたと思っています。学生時代は全国大会に出るようなチームでサッカーに打ち込み、ほとんどの方が知っている企業に就職しました。その企業でも日本国内での営業から始まり、アメリカへのMBA留学や、海外事業で色々な国で事業をやらせてもらったり、とても充実した会社生活を送ってきました。その会社では経営層ともやり取りをさせていただく機会も多かったですが、活躍している方たちは振り返ると5つの特性を持っていたと思います。

• 好奇心（Curiosity）― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
• 持続性（Persistence） ― 失敗に屈せず、努力し続けること
• 楽観性 （Optimism）― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
• 柔軟性（Flexibility）― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
• 冒険心（Risk Taking）― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

これらの力はスタンフォード大学で教育学・心理学を教えていたJ.D.クランボルツ教授が提唱した「計画された偶発性理論」という考え方で触れられています。社会人になると、周りの人に不思議と恵まれたり、ふとしたきっかけからチャンスをつかむことになったりと、自分の努力や実力ではなかなか変えられない部分に後押ししてもらうことが沢山ありました。この考え方を知り、周りで活躍している方たちに目を向けると学力や得意分野は様々でしたが、これらの特性を感じられることが多かったです。

これらの特性は周囲のサポートや、考え方の練習で学力のように伸ばせるものだと信じています。fulfilでは、上記5つの特性を伸ばしていくことを目標に、大きな成長の後押しとなる「楽しむ」という気持ちを土台にして子どもたちの成長の手助けができればと考えています。