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失敗する

少年サッカーのコーチをやっていると、「できることはやるが、なかなか新しいことや、難しいことにチャレンジしない。」という悩みを聞く。色々なことを経験した大人から見ると「どんどん失敗するようなチャレンジをしたらもっと成長できるのに」と思うが、子どもの目線から見るとやはり失敗は「怖い、出来るだけしない方が良いもの。」なんだろう。

自分は周りに比べると、失敗に対する許容範囲が広く、チャレンジをしていく性格だと思う。高校を選ぶ時に、周りの大人は「試合に出るのは難しいし、親元を離れないといけないから止めておけ」と止められた。結局反対を振り切り、サッカー名門校に進学し、活躍とまではいかないが試合にも出れた。社会人になってからも「英語ができないのに無理だ」と言われていたアメリカMBA留学生に選ばれMBAを取得し、「この国への進出は無理だ」と言われていた国への進出もチャレンジさせてもらえた。

周りの人に恵まれたこともあるが、チャレンジしていくことで色々な経験を積み、成長することができたと思う。チャレンジすることを大切なことだと思えるようになったのは、祖母の影響もあったのかなと今になって思う。
祖母は子どもの頃、怪我をしたり、失敗したりするといつもこう言っていた。「良い勉強になったねぇ。」
失敗するという一見「ネガティブな体験」を「良い勉強」というポジティブな体験と結びつけるように声掛けをしてくれていた。

この祖母の言葉は脳科学的にもレジリエンス(折れない心)を育むのに良いアプローチのようだ。失敗を単に「つらい経験」として捉えるのでなく、「失敗は成長につながる必要な経験」としてポジティブな感情と結びつけると、「失敗は成長のための一部分である」と脳が認識するようになるらしい。

失敗してしまうような挑戦をどんどんして、成長していける子ども達になって欲しい。そのために、失敗した時には、失敗をポジティブな感情と結びつけられる手助けをしていきたい。

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