小学生と起業家

少し前の調査だが、Startup Genomeという会社が、スタートアップ企業が成長できるかどうかを色々な角度から分析している。その調査によると「学習する起業家はより成功しやすい」そうだ。当たり前のように感じるが、実際に調査結果として表れると説得力が増すのではないだろうか。ここでいう学習として、「話を進んで聞こうとするか（良いメンターを持っているか）」、「直感に頼るのではなく、指標を計測し分析しているか」、「その道の専門家から学ぼうとしているか」、「フィードバックに対して行動できるか」が調査項目として挙げられている。これらができている企業はそうでない企業よりも3.5倍の速度で利用者を増やしていた。

起業家と小学生、ほとんど重なる部分が無いと思っていたが、色々な可能性が拡がる中で、何かを選択して進み、時には方向転換しながら、どうやって成長していくかを模索していくという点では共通している。上記調査で表れている「より成功する学ぶ姿勢」は小学生にも当てはまり、どんな分野に進むとしても通用する姿勢なのではないだろうか。あらかじめ決められた正解にどう早くたどり着くかを教えるのではなく、どうすればその子自身の成長につながるかを一緒に探していく場所でありたいと改めて思った。