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信用できる

MBAの授業や、海外事業部の業務では、「データの信頼性」を問われることが多かった。今はインターネットで簡単に多くの情報に触れることができる。子どもたちもテレビや目にする広告など色々なデータに触れる機会があって、それをもとに何か大切なことを決める。そんな時に「歪んだデータ」ではなく、ある程度正確にデータを見れるようになって自分の人生の決断に活かして欲しいなと思う。下記のような気を付けていくと良いポイントを実際にデータを見ながら検証するといったこともMBAクラスで行っていきたい。

①データの出どころ

一般企業から各国政府まで色々なところがデータを出している。最近、国土交通省のデータ改ざんが問題になっているが、基本的には各国政府が出しているデータは信頼性が高いと言われている。商品の宣伝などで、企業が行った調査データを目にする機会もあると思うが、調査のやり方や、質問の順番などで偏ったデータになることも多いので注意した方が良いだろう。データの出どころがどこなのか、どんな意図で集められたデータなのかを確認する癖をつけていって欲しい。

②データの内容

データがどんな集団から取られたものかも確認しておいた方が良い。たまに見かけるのが、サンプル数が極端に少ないデータや、偏った集団からのデータだ。子どもの友達で少年サッカーのチームに入っている8人と野球チームに入ってる2人の合計10人に聞いた「サッカーが好きか?」というアンケートの答えで「小学生でサッカーを好きな子は8割!」なんて言っても信用できないのはわかりやすいと思うが、似たような手法で情報を都合良く集めているデータもある。

③元データ

気になる情報が出てきたら、元のデータをあたってみるというのも大切だ。プレゼン資料などで、元のデータからサポートしてくれるデータのみを抜き出して使ったり、グラフで視覚的に差があるように見せたりといったことも行われる。よく塾の宣伝で使われる合格実績も、「〇〇中学5名!」としかないが、その塾での受験者が100人いた場合と10人しかいなかった場合では意味合いが違ってくるだろう。

データは自分たちの決断を助けてくれる大切なものだと思う。そのデータの扱い方も身近なところから触れていって、身に付けていって欲しいなと思う。

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