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運は収束する

バックギャモンというゲームをご存じだろうか。欧米版のすごろくと言えるボードゲームで、2つのサイコロを振り、コマを進める。競技人口は世界で3億人とも言われている。また持ち運べるようになっていて、ヨーロッパなどでは空港など旅先でプレーしている姿も見られる。

そのバックギャモンの世界チャンピオンでプロバックギャモンプレーヤーの望月正行さんは、このゲームについてこう語る。

自分にできることは、与えられた状況、つまり出目の中で、最善を考え尽くすことだけです。一つ二つのトーナメントの結果ではなく、10年、20年と戦った結果で勝負している。運は結局は「収束」し、「運のいい人も悪い人もいない」と気づくのです。

朝日新聞

以前いた会社では海外事業部に所属していたので、国の政策の変更で売上が半減したり、近隣国と国交が途絶えて輸出入が途絶えたりと、担当者の実力ではどうにもならないということが起きた。1-2年の間、その国の担当者は不遇の時期となるのだが、その時期に、恵まれない環境の中で、出来ることを考えて、実行してきた担当者が、何年後かに日の目を見るという姿を見てきた。状況に左右されず、積み重ねていく人は、成長する会社の株価のように浮き沈みがありながらも、結局は右肩上がりになっていくんだなと感じたことを覚えている。

コロナのように、外部の強い力は自分の力ではどうしようもない。ただ長期的には「望月さんの言う運」のように外部の力も自分の行うことの積み重ねた力に収束していくんだなと思う。子ども達も短期的には、自分の力でどうしようもない悪い時期も出てくると思う。でも長期的には自分のやってきたことは力になると信じて、短期の結果に惑わされることなく色々な力を積み重ねていって欲しいと思う。

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