先生

大人になるまでに色々なことを経験する。子どもの頃から続けている好きなことや、働くようになって身に付けた知識や技術は子どもにとっては「すごい！」と思えることなんだ。大阪に住んでいた時に通っていた息子の幼稚園の保護者と接するうちにそう思うようになった。

アウトドア用品を販売していたお父さんは、定期的に子どもたちを集めて山登りに連れて行ってくれた。道中息子にも色々声をかけてくれて、息子にとっては「山の先生」だった。中国語を大学で教えているお父さんもいた。結局機会は無かったが、「子どもたち集めて中国語やりたいね！」などと話していた。妻は栄養士のお母さんと一緒に色々な料理を定期的に研究して、家で子どもたちと一緒にその料理を試していた。

すぐ近くにいる大人たちも子どもにとって何かの先生になる。CUO COFFEEに地域の人たちが集まるようになって、身近な「先生」たちの経験や知識を子どもたちと楽しみながら共有できる機会が作れるようになれば良いなと思う。大人にとっても、普段接することの少ない業種の人たちから新たな視点をもらえたり、意見を交わしたりすることで学びを得たり、新たな人生の楽しみを見つけられる、そんな場所にしていきたい。