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調子が悪い

東京オリンピックが終わった。こんなにじっくりとオリンピックを見たのは初めてだし、とても楽しかった。実力を発揮できた選手、期待されながらも結果を残すことができなかった選手、色々な選手の姿を見た。
選手たちを見ながら、大舞台に立つ選手の気持ちを想像してみる。
どのような精神状態で臨めばこれまでやってきた練習の成果を発揮できるのか、そんなことが気になり、色々なアスリートのことが書かれた本を読んでみた。

金メダリストの本なども読んでみたが、一番心に残ったのは横綱白鵬について書かれた「白鵬の脳内理論」という本だった。白鵬は優勝回数、勝利数ともに歴代1位の記録を持っている。大相撲は最近色々と問題にもなっているが、大舞台で長年実力を発揮している有数のアスリートと言えると思う。そんなアスリートは「調子悪いと思って土俵に上がったことがない」と言う。

横綱には、毎日、必ず行う習慣がいくつもあります。同じことを繰り返すから、今日と昨日との違いがわかります。もしも、昨日より体が重かったり、違和感を覚えたりしたら、普通の人なら、「今日は調子が悪いな」と感じることでしょう。しかし、横綱は違います。「それならこうしよう」「ああしてみたらどうだろう」と、今の状態を受け入れて、決して妥協せず、やるべき今の最善を選択して実行し続けます。

白鵬の脳内理論 大庭大業 著

自分を大きく見せたり、なぐさめたりするのではなく、現状を認め、そこからどう良くなるかを考えることに集中して行動する。これはスポーツで大舞台に立つ人たちだけでなく、子どもでも大人でも、どんな人にも必要な姿勢だと感じた。

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